オブジェクト・ストレージの紹介

SoftLayer オブジェクト・ストレージのリリースにより、元来の包括的なツールにブランド固有の付加価値を統合します。これにより、最高クラスの製品をお客様に提供します。オブジェクト・ストレージには、OpenStack オブジェクト・ストレージ・プロジェクト (コード・ネーム Swift) に標準搭載された多くの機能が備わっていますが、今回統合された追加機能により、ストレージは一段階上のレベルに向上します。
機能を紹介する前に、SoftLayer オブジェクト・ストレージで作業すると実現することが期待できるアーキテクチャーについて説明します。

認証エンドポイント

SoftLayer オブジェクト・ストレージには、プライベート・ネットワークとパブリック・インターネットの両方の API エンドポイントがあります。プライベート・ネットワーク呼び出しは、SoftLayer から購入したサーバーまたはコンピューティング・インスタンス、プライベート・ネットワークに VPN 経由で接続されたデバイスからのみ実行できます。認証要求は、オブジェクト・ストレージ・アカウントの場所に関連付けられたエンドポイントに送信されます。

認証要求の返答本文には、アカウントに関連付けられたクラスターのエンドポイント情報が入ります。

ダラス:
パブリック・ネットワーク: https://dal05.objectstorage.softlayer.net/auth/v1.0
プライベート: https://dal05.objectstorage.service.networklayer.com/auth/v1.0
アムステルダム:
パブリック・ネットワーク: https://ams01.objectstorage.softlayer.net/auth/v1.0
プライベート: https://ams01.objectstorage.service.networklayer.com/auth/v1.0
シンガポール:
パブリック・ネットワーク: https://sng01.objectstorage.softlayer.net/auth/v1.0
プライベート・ネットワーク: https://sng01.objectstorage.service.networklayer.com/auth/v1.0

主要なアーキテクチャー・ポイント

通常の SoftLayer API とは異なり、オブジェクト・ストレージ API は REST ベースのプログラミング用のみに作成されているため、ユーザーは完全にブラウザーの外部で作業して、通常使用する標準のメソッドではなく、URL と要求ヘッダーを使用します。これにより、既に存在しているツールとバインディングを使用できるため、可能な限り最適なバージョンのオブジェクト・ストレージを利用できます。オブジェクト・ストレージ API をナビゲートする際、
容易にナビゲートでき、データの保管方法を完全にカスタマイズできるようにする 3 つの基本的なストレージの概念を使用します。

アカウント

オブジェクト・ストレージのアカウントは、他の SoftLayer アカウントと同じように扱われます。これは、すべてのデータが関連付けられる主要参照点です。要求ヘッダーを作成する際、アカウントは一般的に情報の取得、追加、変更のために参照されます。アカウントから、クラスターがさまざまなデータ・センターに作成されます。データ・センターは、クラスターにアップロードされたオブジェクトを格納します。各クラスターの中には、今日の大半のソフトウェアで使用されているファイル・システムと同様に、より効果的にオブジェクトを編成するためにコンテナーを作成できます。

クラスター

クラスターは、スケーラブルで耐障害性に優れたオブジェクト・ストレージを形成するサーバーの集合です。SoftLayer オブジェクト・ストレージを使用する場合、データは、ノード障害の発生時にも確実に取得できるように、クラスター全体に複製されます。オブジェクト・ストレージ・クラスターは、ダラス、アムステルダム、シンガポールのデータ・センターに配置されます。

コンテナー

コンテナーは、保管されるすべてのデータの基本的なストレージ単位です。コンテナーは、オブジェクト・ストレージの中で、多くのオペレーティング・システムのフォルダーやディレクトリーと同様に機能します。コンテナーと、フォルダーやディレクトリーとの主な違いは、コンテナーをネストできないことです。アカウントは少なくとも 1 つのコンテナーを収容する必要があり、アカウントごとに許可されるコンテナーの数は無限です。オプションで、アカウント内でさらに多くのコンテナーを作成でき、ビジネス・ニーズに基づいてそれらのコンテナー内でデータを編成できます。

オブジェクト

オブジェクトは、システム内に保管されているファイルのデータとメタデータを表します。REST インターフェースを使用して、カスタム HTTP ヘッダーを要求およびデータ・ペイロードに要求本文として追加することにより、オブジェクトのメタデータを組み込むことができます。オブジェクトは、5 GB を超えることはできず、URL のエンコード後に 1024 バイトを超えない名前が付けられる必要があります。ただし、5 GB を超えるオブジェクトをセグメント化した後で連結して、5 GB のセグメントをアップロードして、連結された単一のオブジェクトをダウンロードすることができます。HTTP 要求で直接、セグメントとマニフェストを処理できます。

コア API は、OpenStack オブジェクト・ストレージを採用しています。
OpenStack Object Storage Developer Guide
http://docs.openstack.org/api/openstack-object-storage/1.0/content/

オブジェクト・ストレージの主要機能

SoftLayer オブジェクト・ストレージの基礎を理解したところで、すべてのオブジェクト・ストレージ・アカウントに付属する 2 つの主要機能を紹介します。これらの機能のいずれかの詳細情報については、説明に組み込まれたリンクをクリックしてください。選択した機能に関する詳細な記事に移動します。

CDN との統合

すべてのオブジェクト・ストレージ・クライアントで利用できる CDN との統合により、データを SoftLayer ネットワーク上のすべてのネットワーク拠点 (PoP) に複製するオプションを使用できるようになりました。つまり、世界中の顧客の近くに情報を保管でき、顧客の情報を最も素早く取得できるサーバーからデータを取得できます。

検索サービス API

SoftLayer オブジェクト・ストレージだけが提供する機能は、検索サービス API です。この API は、オブジェクト・ストレージ API の上に直接構築されており、アカウント別、コンテナー別、オブジェクト別に検索するために検索をカスタマイズできるだけでなく、可能な限り最適な結果を得られるように多様なパラメーターを要求に入力することもできます。これらのパラメーターには、次のようなものがあります (以下に限られません)。

  • フォーマット – 結果が返されるフォーマットを指定します。現時点でのフォーマット・オプションは、json、XML、プレーン・テキストです。
  • 再帰的 – 必要な場合は、再帰的に検索するようにシステムに要求します。
  • ソート – 応答をソートする方法を指定します。システムはデフォルトでベスト・マッチに基づいてソートしますが、ユーザーは、指定変更して目的のプロパティーに基づく結果を受け取るようにするオプションを使用できます。

言語バインディング

REST API を使用するほか、多数の言語の言語バインディングが提供されています。